樒(しきみ)を樹脂粘土を作ってほしい

樒アイキャッチ画像 樹脂粘土
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これまた母より連絡が(ここんとこ母からの依頼が多いなぁ・・・)
樒(しきみ)を粘土で作ってほしいと・・いつものことだし、今回は個人用らしいしとりあえず『いいよ』といったものの

というか母からの依頼はいつも単語からわからない・・・樒ってそもそも何ぞや?当たり前のようにしきみって言ってたけど、しきみって一般的な物?

樒(しきみ)を作るのは承諾したけど・・・

母が言ってくるぐらいだから植物とかだとは思うけど、とりあえず予備知識が全くないのでしらべてみることに

シキミ(樒、学名: Illicium anisatum) は、マツブサ科シキミ属に分類される常緑性小高木から高木の1種である。葉は枝先に集まってつき、春に枝先に多数の黄白色の花被片をもつ花をつける。本州から沖縄諸島および済州島に分布する。アニサチンなどの毒を含み、特に猛毒である果実が中華料理で多用される八角に似ているため、誤食されやすい危険な有毒植物である。ときに仏事や神事に用いられ、しばしば寺院や墓地に植栽されている。また材や抹香、線香として利用されることもある。別名が多く、「シキビ」「ハナノキ」「ハナシバ」「ハカバナ」「ブツゼンソウ」「コウノキ」「コウシバ」「コウノハナ」「マッコウ」「マッコウギ」「マッコウノキ」などがある。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ありがとうウィキ先生。ふむ・・・。仏事や神事につかわれるって榊(さかき)とは違うんかいな?榊は昔会社で神棚にお供え?していたからさすがに知ってはいるぞ。でも樒と榊って違うんかいな?

わからないまま作り進めるのはよくないと思うので、榊も一応調べてみることに・・・

サカキ(榊・賢木・栄木・学名: Cleyera japonica)は、モッコク科サカキ属の常緑小高木。日本の神道においては、神棚や祭壇に供えるなど神事にも用いられる植物。別名、ホンサカキ、ノコギリバサカキ、マサカキともよばれる。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ありゃ?かなり違うのね・・・失礼いたしました(汗)調べていて葉が似ていると勝手に思っていたけど、そもそも全く違う科の植物さんでしたか・・・これはいかん。やはりちゃんと調べるのは大事!!

樒と榊の違いがほんのり分かったところで

樒って仏事に使う葉っていう認識でいいのかな?そもそも母も仏具店で樒の造花を購入しようとして、デザインと値段が納得できなかったようで、こっちに作ってほしいと言ってきたようだったし

とりあえず葉っぱが3枚ぐらいついていればいいというアバウトな注文だったし、こんなのと見せられた造花の写真が調べていた樒の感じと全然似てなかったのがちょっと嫌だったので(制作者さんごめんなさい・・・好みではなかったです)できれば本物に寄せて勝手に制作することに(笑)これじゃないと言われたらまた作り直そうかなぁと

本物に近づけるためには・・・

どうせなら本物みたいな感じの造花にしたかったので、老爺柿の時みたいに写真だけではかなり限界がありそうだと、今回は実物を準備することに

榊はよく売ってあるのを見かけるので、きっと樒もすぐに手に入るだろうとたたかをくくっていたが、あれ?以外にないぞ??花屋さんをまわったりしたが見当たらず・・・探し方が悪いのかなぁと諦めかけていたときに、スーパーの花売り場にて発見!!即購入!!

樒写真

うん・・・やはり比べないと榊との違いはわからないなぁと思いながらも、さっさと制作に取り掛からないとどれぐらいで枯れてしまうのかはわからない・・・とりあえずいろんな角度で資料になる写真を撮った後は、子供たちに触らないように伝えてバケツに水をいれてとりあえずそこで保管することに

樒写真

よくみると榊よりも黄緑色に近いような・・・あと新芽?なのか葉の付け根にゴマみたいなのが付いてる

枯れる前に早速作っていくことに

前回の老爺柿の時の道具の使いにくさが気になっていて、新しく粘土用の道具も購入したばっかりだったので、こちらも早速ためしてみようかと

粘土道具

中身はこんな感じ。前回までつかっていたのは専用ケースがなくて、あとちょっと使いずらかったので、今回購入した道具たちにめちゃくちゃ期待だわ

粘土道具

道具もそろったし、老爺柿のときとは違って少し時間があるんだけど、枯れてしまっては着色の時に参考にしずらいので、さっそく作っていくことに

せっかく本物が手元にあるので、葉の大きさもかなり寄せていきながら作っていくことにした

今回もいつもお世話になっているグレイスの小分けタイプ(乾燥するのが嫌なので・・・)を使うことに

元の色を黄緑にしてからさらに着色したかったので(表と裏の色を本物に近づけたかったので)裏の色に寄せて黄色と緑のアクリル絵の具を混ぜてみた

樹脂粘土樒の葉

できれば五枚ぐらいくっつけて、最後に黄緑か茶色のテープでまとめてから角度を調整できるように作れたらなぁと思ったので、初めから葉にアートフラワー用のワイヤー(黄緑)を付けていくスタイルにすることにしました
本物の葉の裏面に寄せて着色した樹脂粘土(今回もグレイス白を使用)を葉の形にして線を少し入れ角度を付けたら、裏側に木工用ボンドでアートフラワー用ワイヤー(黄緑)を付けて乾燥

樹脂粘土樒の葉

こんな感じで大きさを変えながらとりあえず12~3本制作

乾燥したので、本物の樒の葉の表部分の色に寄せながらアクリル絵の具で着色。別の色でうっすらと葉脈も描いてとりあえず葉の部分は完成っと

樹脂粘土樒の葉

やはり本物の樒に近づけるためには・・・

あの芽の部分も必要よね~と、そちらも作っていくことに
よく観察してみると、先の方が少し赤みががっているような・・・芽なのかなんなのかはわからないけれど残っている粘土で何個か制作。乾燥してから、薄くといたアクリル絵の具を何度かぬって、少し赤みががったところをグラデーションに着色

樹脂粘土樒の芽

う~ん・・・小さすぎてグラデーションになっているのかもわからない・・・(笑)まぁいいや。最終的に付けてみてから考えよう(笑)

やっと組み立て

ちょっと余分に作った葉の中から出来の良いものをえらんで、5枚一組にしてテープで止めていくことに。その際にバランスが良くなるように葉と葉の間の長さを調節して、葉の付け根にあの芽(?)を木工用ボンドでつけていく

樹脂粘土樒の葉

うん。やっぱり芽(?)はあった方がバランスがいいような気がする

樹脂粘土樒の葉

上から見たらこんな感じ。葉脈はもう少し薄く描いたほうがよかったような気もするけどまぁ、葉の色も少し変えたりもしたしこんなもんじゃないかな?

いざ納品

母が忙しかったので、勝手に飾ってきた(笑)あと少し葉は落ちてしまったけど、本物の樒も枯れずに頑張ってくれていたので、こちらも一緒に置いてきた(笑)

設置した部屋が少し薄暗いのもあったせいか初め粘土の樒とは思わなかったそうで、ほとぼりが冷めてから飾ってるよ~といったら『えっ?本物かと思ってた・・・てっきり間に合わなかったから、本物を飾ってたのかと・・・』と

やったぜ!!!!!!

薄暗かったとはいえ一瞬でも騙せたぜぃ!!!ということで満足していただけたようなので、今回もヨシ!ということにしま~す

今回使用した道具と粘土はこちら↓↓↓